施工例:佐久市・八幡宿本陣

平成9年 佐久市史跡に指定された 八幡宿本陣跡

中仙道69次、江戸・日本橋より数えて24番目の宿場でありました八幡宿。天保14年(1843)「中山道宿村大概帳」によると 本陣1軒、脇本陣4軒、旅籠3軒で構成されていたそうです。

大名・旗本・宮家などの宿泊所として指定されておりました旧本陣・母屋の老朽化にあたり、安部工務店にて建て替えを請け負わせていただきましたこの建築は、現時点で築35年程となります。

当初は、当社の個性的な建築に好感を持たれたと話される施主様ですが、和風建築は 棟梁の「匠の精神(こころ)と技術(わざ)」が決め手であるとお褒めの言葉をいただきました。由緒ある旧母屋を解体・新築を決断された施主様からいただいた言葉の重さに、嬉しさも一入です。

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格調高い銘木をあしらった主室はもちろん、特筆すべきところは無垢材を多用した座敷は築35年経っても竣工当時の白木の美しさを保ち、無垢材ならではの味わいを増しております。地域の気候と、敷地の風通しとを見極め 然るべき通気の確保を設計にて取込むことで無垢材の美しい経年変化を楽しむことができます。日本の豊かな建築文化を後世に受け継ぐことも地元に根ざした工務店の責務と考えております。

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